味噌汁の味がきまらなくて困っています。
いつもは、市販のほんだしを使っていますが時々味に納得いかないときがあるのです。
自分の体調が原因なのか、具の組み合わせによってなのかわかりませんが・・・。
お味噌汁の味を美味しく安定させたいなと思って、調べていたら、だしを取るといいことがわかりました。
確かにダシをとったお味噌汁は美味しいです。でも、毎日するのは大変だと思って、さけてきてました。
ところが、だしの保存ができるらしいのです。だったら、私でもできるかもと思って調べてみることにしました。
だしとは?
だしは主に3種類の食品からとられています。
- 昆布
- 鰹節
- 煮干
昆布
昆布には、うまみ成分のグルタミン酸が豊富に含まれ、食物繊維もたっぷりとれます。色素成分のフコキサンチンには、 アンチエイジングには欠かせない抗メタボ、抗酸化成分が含まれているなど、健康にも美容にもいい食材です。
鰹節
鰹節は、発酵食品です。鰹節のうま味成分イノシン酸は美肌の味方。「若返りビタミン」「老化防止ビタミン」とも呼ばれているビタミンE。そんなビタミンEをはじめとして、カリウムやカルシウム、マグネシウムにビタミンA、B1、B2までも豊富に含んだまさに美容にも効く保存食です。
煮干
煮干は小魚です。食材100gあたりカルシウムは2200mg含まれていると言われています。DHCと呼ばれるドコサヘキサエン酸だけでなく、EPAと呼ばれるエイコサペンタエン酸も含まれています。煮干をとることで、歯や骨は丈夫になり、骨粗鬆症の予防にもなります。なんと、美肌や便秘解消の効果まで期待できるというのです。
つまりダシとは、昆布や鰹節、煮干からとれる栄養満点の甘味成分です。お出汁を料理に使うことで、素材の味を甘味成分でさらにおいしく栄養満点にしてくれる魔法の調味料なんですね。
昆布とかつおでダシを取る手順(煮出す方法)
昆布から出しをとる
昆布は、小石や砂がついている場合があるのでふきんやペーパーで拭いておきます。
水洗いはダメ!大切なうまみ成分が減ってしまいます。
鍋に水を入れ温度を60度に保ち、弱火で40分コトコト煮出します。
鰹でおだしをとる前に昆布だしをとりだしておく。
かつおをたっぷり入れる。かつお節がすべて沈んだら火を止めます。
昆布とかつお節のお出汁完成
今回は、手元にある昆布で適当な分量で昆布とかつお節であわせ出しを作りました。
お出汁を取ることじたいは、簡単でした。味は好みなので、調整が必要ですけど旨みは感じます。
水出しで作るお出汁
鍋や火を使わず、簡単にだし汁を作ることができます。
ピッチャーに水を入れ、昆布やかつお節、煮干しなどのだし素材を入れて冷蔵庫で一晩置くだけです。材料をすべてお茶パックにつめて、8~10時間ほどでお出汁ができます。
だし汁の保存方法
ダシを毎日とるのはやっぱり大変です。保存できたらラクですよね。冷蔵保存と冷凍保存のタイプ別でご紹介します。
だし汁の冷蔵保存
冷蔵保存は2日ほどで使い切ってください。
だし汁の冷凍保存
冷ましただし汁をフリーザーバッグ、製氷器、タッパーなどに入れ、凍らせて保存。しっかり凍ったらジプロックなどで保存します。
3週間ほど持ちますが、冷凍庫内の匂いをすって風味が変わってしまう可能性があるので、早めに使ったほうがいいようです。
昆布とかつお節の出しで美味しい味噌汁を作る!
ダシを摂るっていうと大変だと勝手に勘違いしていたことに気づきました。
たしかに手間はかかりますが、お出汁には信じられないメリットがたくさんあるのでひと手間かけるのも惜しくないなと思いました。
安定したお出汁を作れるまでには、何度も何度も試してみないといけませんが、手順は理解できましたので続けていこうと思います。