お葬式やお通夜に出る場合のマナーはご存知でしょうか?
喪服を着て、香典や数珠を準備する・・・などはすでにご存知かと思います。
あいまいなのは、受付での挨拶や受け答えではありませんか?
間違ってたら恥ずかしいから、ぼそぼそとしか言えない・・・とか
人となりをあまり知らない方のご葬儀だったから、挨拶できなかったとか聞くことがあります。
ご不幸があった時こそ自信をもって対応できる大人のマナーを覚えておきましょう。
それでは、告別式に出たときの行動にそって項目別に見ていきましょう。
告別式で受付の方への挨拶の仕方
告別式会場に到着したら受付をします。
受付時の挨拶は、「ご愁傷様でございます」
(例)この度は、ご愁傷様でございます
ただし、語尾まではっきりは言わないよう注意してください。
この度は、ご愁傷様XXXXXX・・・というように、語尾の言葉をあいまいにするようなイメージです。
ご不幸なのでこのときはハキハキ言わないようにしましょう。
受付で挨拶をしたあとは記帳をします。
その後、香典を手渡しする流れが一般的かと思います。
受付係りに香典を渡すときの注意
香典は必ず袱紗に包んで持ってきましょう。
袱紗は、ふくさと呼びます。
袱紗は冠婚葬祭で熨斗袋を包む際に使用される布のことです。
色は特に決まってはいません。
お好みのカラーでもよろしいですが、中でも紫色は慶弔両方で使うことができるので初めての一枚にオススメです。
香典を袱紗からだし、両手で香典を手渡します。
荷物で手がふさがっている場合は、必ず荷物をおいて両手でお香典を手渡ししてください。
ご焼香の手順
あなたの順番がきたらご焼香に進みます。
会場によって異なりますが、床の一部分だけにカーペットがひいてある場合はカーペットの左端を歩きます。
大きな会場の場合、カーペットの両端に親族の席が並ぶことがあります。中央があいているので無意識に中央を歩いてしまいがちですが、あなたの歩く場所は左端になります。ご注意ください。
ご焼香は3本の指で行います。
親指・人差し指・中指の三本で抹香(香木を砕いた細かい木片)を少量つまみ、手を返して額の高さまでかかげます。
次に、左の香炉(炭の方)の少し上に移動させ、指をこすりながらパラパラと落とします。
このとき、数珠はもう一方の手にかけておきます。
動画がありましたので、参考にしてください。
ご焼香の回数は場所によって異なります。
前の人が2回ならば、2回。3回ならば、3回と合わせれば間違いないでしょう。
受付で会葬御礼をもらった時の挨拶
ご焼香も終わり、帰るときに小さめの紙袋が渡されます。
地域によっても異なりますが、お茶やお砂糖などに挨拶状が入っていることが多いです。
この会葬御礼の受け取る時の挨拶は、無言です。
無言で会釈して受け取ります。
間違っても、「ありがとうございます」と声をだしてはいけません。
ご葬儀のマナーとしては間違いになります。気をつけましょう。
告別式、お通夜に出る際の流れはわかりましたでしょうか
基本的な作法をまとめてみました。
宗派や地域によって異なることはあるかと思います。
これが正しいってことはありませんので参考にして頂き、前の方の作法を確認して進んでください。
告別式は故人との最後のお別れをする場所です。
大人になるとマナーにも気を使いますが、最低限のマナーを理解して故人のご冥福をお祈りしましょう。