以前住んでいた持ち家を貸してほしいと言われ、一体どうしたらいいのか困っています。
すでに新たな家に引っ越しして住んでいますので貸すこと自体は問題ないのです。問題というより逆にありがたいというくらいのお話しだと思っています。ただ、どのように話を進めたらいいのかがわからなくて不安なんですね。
貸すということは、賃貸料が入るので貸主にはメリットはあります。
しかし、貸している間に何かあったら責任が発生するかもしれません。それをどのように話し合っていくかってところがわからな過ぎて怖いことでもあるんです。
実際の体験をもとに賃貸契約するときに準備した書類や何に気をつけたかを記録しておこうと思います。もしも、同じような状況の方がいらっしゃった時に少しでもお役にたてたらいいなと思います。
賃貸契約をするために必ず必要なものとは?
持ち家を人に貸すのに賃貸契約書が必要だということは知ってました。でも、どんな内容で契約するのか、何を書かなくてはいけないのかが曖昧だったので調べたことをまとめておこうと思います。
●賃貸契約書
●本人証明書
●連帯保証人
●印鑑証明
賃貸契約書
一般的には行政書士および司法書士にお願いした方がいいと言われています。それはなぜか・・・貸主に不利な出来事が起きたときに公的な対処ができる保険になるからです。
しかし、今回は貸主と借主両方の同意で手製の賃貸契約書を交わすことで合意となりました。内心、不安はぬぐえませんが貸主が納得しているので他の証明書はしっかりとするということで納得することになりました。
賃貸契約書に記載した内容の概要
● 貸し出す住所の住宅を表記
● 家賃と振込方法の表記
● 契約期間の表記
● 修理をする場合の負担の表記
● 火事、天災などで建物が倒壊した場合の表記
● 近隣住民の迷惑にあるような行為についての表記
● 借主の都合による中途解約についての表記
● 退去時の表記
● リホームする場合の表記
● 鍵の取り決めについての表記
なんだか面倒だなって思われた方もいらっしゃると思います。
賃貸契約書のひな型は検索すると出てきますので、当てはまる項目が多いものをもとにして修正するのもいいかもしれません。
手製で作るよりは固い公式的なイメージの書類に仕上がると思いますので、必要でしたらチェックしてみてください。
ロイズ司法書士事務所 http://www.lawiz.net/template/template/094.html
土井会計事務所 http://www.doikaikei.co.jp/keiyakusyo/hinagata1.htm
いくつか見ていくうちに、必要な項目がわかってきますので該当する内容を記載していけば形は整ってきます。
書き出していくうちに、こんなことまで書いていいのかなって不安になることもありますが、書いてなくて契約してなかったことで後々負担を課せられることがあるかもしれないのでまずは提示してみた方がいいと思います。もしも、借主との話し合いで必要ないなと思えれば修正すればいいだけのことなので、遠慮せず記載されることをオススメします。
出来ればないに越したことはありませんが、万が一の事態を想定して書類は作成した方がいいと思います。
契約するまでには、何度も話し合いが行われるので自分が不安に思っていることは確認した方がいいです。もし、どうしても自分の解釈だけでは不安だと思われたら法律のプロに依頼する勇気を持つのもいいと思いますよ。
本人証明書
免許証と公的にも認められている資格カード(登録番号あり)を提示して頂きました。
他に住所、氏名、家族構成、連絡先など。あとは、職歴がつづった用紙を頂きました。
これを頂いたことで随分気持ちはラクになりました。借主の身分は証明されたわけです。
連帯保証人
契約するにあたって連帯保証人は一番大切なことです。
ただし、連帯保証人の身分もきちんと証明して頂く必要はあります。そこで、印鑑証明の提出が必要になるんですね。
印鑑証明書
印鑑証明は自分の実印の信用力を証明するものなので、必ずもらっておきましょう。
さまざまな契約をする際には必要になります。原則としては、既製ハンコでの登録はできないと言われています。実印は自分の分身でもあるので、きちんとしたものを持っていたいですね。
賃貸契約書を交わすというのは気持ちが疲れる工程が多かったです
家を貸すということは物を貸すのとわけが違う!って当たり前ですが大変な労力がかかるものですね。この賃貸契約にかかわった一人として改めて大変なことだなと思っています。本契約はまだですし、契約期間を過ぎないうちは気が落ち着かない感じもしますが見守っていくしかないですね。